あごが鳴るのは、あごがズレてるからです。
やまぞえ整体院の山添です。
あごの症状で多いのが、「口を開けると、あごがコクコク鳴るんです」という症状です。
多くの場合は痛くないんですが、これに痛みが伴っていると、けっこう重症の部類になるので要注意です。
あごが鳴る原因は?
あごがコクコク鳴る原因は、簡単に言うと顎関節のズレです。
顎関節は、カポッとハメ込まれているのではなくて、骨の下に吊り下がってて、それを靭帯で支えている関節です。
なので、蝶番のように同じ場所で開いたり閉じたりしているのではなく、少しズレることで口が大きく開けれるような構造になっています。
どうズレる?
顎関節は、骨が少し溝になっった部分に吊り下がっています。
普通に口を開けるときにはその溝の中だけで動くのでズレません。蝶番のように同じ場所で動いています。
ところが、その溝の中だけだと口を大きく開けようとしても限界が出ます。
大きなおにぎりをカプッとかじりつけないわけです。
そこで顎関節を少しだけ前にズレらすことで、口を大きく開けられるようにしました。
前にズラすと言っても無限に動けるのではなく、顎関節がある溝を越えない程度の動きです。
でも、何らかの理由で顎関節のズレが溝を大きく越えてしまうと、その骨の溝を越える時にコクっと音が鳴るようになります。
つまり、
顎関節のコクコク音の正体は、顎関節が骨の溝を越えるときの音だったんです!
なぜ、ズレすぎるのか?
では、なぜ顎関節は前にズレすぎるのでしょう?
ここが一番大事なところですね。
一番大事なところですが、皆さんが間違えているところでもあります。
どう間違えているかというと、
「コクコク音がなる方が原因ではない!」ということです!
顎関節がコクコク鳴るのは、前にズレるからですが、前にズレるには前にズレるやむを得ない事情があるんです!
それはなにかというと、反対側の顎関節の動きが悪いからです!
そう、反対側の顎関節の動きが悪いから、大きくズレないと口が開けないんですよ。
つまり、コクコク鳴る方の顎関節は、反対側の顎関節の動かない分をフォローして頑張っているんです。
頑張っているのに、コクコク音が鳴るので悪者扱いされている可愛そうなやつなんですよね。
施術
当院の施術では、コクコク鳴る方の顎関節ではなく、反対側の顎関節の動きを改善させることによって、音がならないようにしています。
ただ、長期間にわたって音がしている人は、靭帯が緩んでいるので音が鳴らなくなるまでには期間がかかりますし、完全には鳴らなくならないこともありますので、予めご了承くださいm(_ _)m
まとめ
顎関節がコクコク鳴るのは、反対側が動いていないからです。
顎関節の症状が気になる方は、やまそえ整体院にご相談ください(^^)