一昨日から右股関節が痛くて歩くのも辛い30代女性のクライアント様、股関節痛は骨盤の歪みが原因・・・ではありませんよ。

やまぞえ整体院代表、山添嘉之です。

タイトル通りですが、「一昨日から右股関節が痛くて歩くのも辛い30代女性クライアント様」です。股関節痛ですが、関節自体の痛みと言うより大腿骨の大転子部分の痛みです。

大転子の説明

大転子とは、大腿骨の上部にある外側に出た部分のこと(画像参照)ここが痛くて歩けないし、触っても痛いとの事です

さらに「右股関節が痛くて、かばって歩いていたら左腰痛も出てきた」と言うおまけ付き!

 

さてさて、「股関節痛 整体」をネットで調べると、いっぱい出ますね〜

股関節痛で困っている方がそれだけ多いと言う事でしょう。

でも、その多くが「股関節痛は骨盤の歪みが原因」となっていて、癒道整体を学ぶのもから言わせると、残念な内容になっています

「えっ?、股関節痛は骨盤の歪みが原因じゃないの??」と思われたあなた!整体は進歩しています。いつまでも骨盤矯正・背骨矯正至上主義では時代に取り残されますよ!

では、骨盤が原因でないとすると、どこが原因か説明しましょう。股関節痛脚の状態

まずその前に、痛みのある大転子部分の状態を見ます。

大腿骨上部は少し外回旋して大転子は外に張り出した状態。さらに大腿骨下部は上部とは逆に内側へ回旋しています。脛骨上部〜中部は外に回旋し、下部は内回旋です。

全体的に見ると、o脚傾向ですね

一昨日急にこのような状態に変位した訳ではなく、元々あった脚のねじれクセが限界まで達し大転子付近の筋肉や筋膜に炎症を起こしたのでしょう

この脚のねじれを直接調整すれば股関節痛も治るか!と言うとそうでもない。

重要なのは、なぜ、こんな脚のねじれクセがついたのか?である。

さらに詳しく見ていこう股関節痛踵の状態

脚の土台である踵はどうなっているだろうか?

踵の骨(踵骨)は、下部が内側に傾き上部は外側に傾いている

これでは、歩くたびに外側へ体重がかかるため、o脚になるのも無理はない

この踵を直接調整しても、脚のバランスは整ってくるが、慢性的に踵が変位しているとすれば、身体の他の部分にも影響がいっているはずなので、そこも調整しないと「めでたしめでたし」とは終わらない

そこで、検査するのが手首です股関節痛(手根骨)

踵が変位していると、必ず手首・手根骨にも影響が出ている。と言うより、手根骨が踵に影響していると言う方が正しいかも知れません

手首の状態ですが「百聞は一見に如かず」文字で説明するより、見ていただく方が早いでしょう(画像参照)

変位が大きかったのが、親指です

内に回旋したり、外に回旋したりと、相当ねじっていて、これも股関節に影響を与えていますね。

そうそう!

癒道整体をかじった事のある方は、「股関節=手の小指付けね」を思い浮かべるでしょうが、癒道整体は一つの事にこだわりません。逆に一つの事にこだわっていたら本当の原因を見逃す事になりますし、それで効果が出なかったらお手上げになりますからね〜

「常に全方位から検査して、どこからでも調整できる」それが癒道整体ですよ。

股関節痛(頭蓋骨)

さて、肝心の頭蓋骨はと言うとこんな感じ(画像参照)

後頭骨と側頭骨が逆方向へねじれていました。

さらに頸椎も右へ左へ上へ下へと、かなり変位が強くてカチカチです

結局、全身の歪みの集大成が股関節に現れたと見る方が良いですね

これを骨盤矯正だけで調整できる訳がないって事です

施術の方は、手首と頭蓋骨・頸椎を中心に整えて全体を合わせます。

「合わせます」なんて簡単に書きましたが、実際は難しいんですよ。

30分程の調整で、股関節の痛みは8割程度無くなり普通に歩けるようになりました。

「めでたしめでたし」

股関節痛は、骨盤矯正だけで治りませんよ

身体って不思議がいっぱいですね

 

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