5日前に右肘をぶつけてから、右手の甲と右足の甲と左踵が痛い40代女性クライアント様。なぜぶつけた所以外に痛みが出たのか?
やまぞえ整体院の山添嘉之です
先日来られた女性クライアント様。お話をうかがうと
ク「右手の甲(薬指と小指の下)が痛いんです」
ク「それと左足の踵のアキレス腱の下も痛い」
ク「それと右足の甲(外側)も痛いんです」との事
私「何か心当たりはありますか?」
ク「5日前に右肘をぶつけたくらいかな〜?」
私「なるほど!原因はそれです!」
ク「????」
一般的に考えて、肘をぶつけて手の甲が痛くなるのは何となく分かるけど、足の甲やアキレス腱まで痛くなるのは理解しがたいですよね
多くの痛みに共通している事なのですが、現在痛みの発生している場所に原因はありません
この事を知らずに痛みの発生場所ばかり施術を行うと治らないばかりか余計に悪化させる事もあるので注意が必要です
だから、腰痛で手技療法のサロンへ行かれた時に、そこの先生が腰を揉んだりねじったりするようなら、その先生は腰痛の原因も治し方も知らないと思って間違いありませんよ
では、この右手の甲痛・右足の甲痛・左アキレス腱痛はどういったメカニズムで発生したのか解説しましょう
まずは、「右手甲痛」
これは肘をぶつけた際に、前腕の尺骨にねじれが入り、その影響で手の甲もねじれたのが原因です
「足の甲痛」は、手の甲のねじれがそのまま足の甲に転写されたと思えば良いです
で、問題なのは「左アキレス腱痛」
これはちょっと複雑な経緯を辿っています
まず、肘をぶつけて尺骨と手の甲がねじれ、そのねじれが顎をねじる事になり、顎のねじれが頸椎(首の骨)をねじり、その頸椎のねじれが左アキレス腱を緊張させて痛みが出たと言うわけです
以上が「右手の甲痛」「右足の甲痛」「左アキレス腱痛」の原因です
施術は右の前腕を中心に調整しながら顎・頸椎を合わせていきます(もちろん他の頭蓋骨にも影響は出ているので調整します)
施術後、肘をぶつけた所に痛みは少し残るくらいで、他の痛みは無くなりました( ̄ー+ ̄)
「左アキレス腱痛」の原因が「右肘」にある
身体って不思議がいっぱいですね