梨状筋痛(お尻の筋肉)の50代男性クライアント様。調整は例のところで・・・
やまぞえ整体院代表の山添嘉之です。
先日来られた50代の男性クライアント様
「昨日から右のお尻が痛くて、座ることも出来ないくらいなんです」
お尻が痛い=骨盤の歪みが原因です!
なんて言う整体院が多いと思いますが、骨盤の歪みは二次的三次的なものなので、関係ないことは無いが大きな原因では無いと思ってください
骨盤云々と言う前にまず大事なのが、お尻の何処に痛みがあるのか?です
これが分からないと原因も分かりませんからね
お尻の痛みのある場所を確認してみると、お尻の中央(右半分を上中下に分けた中の部分)のようです。ちょうど「梨状筋」という筋肉がある部分です
梨状筋は、仙骨から大腿骨の大転子と呼ばれる部分に伸びていて、股関節を外旋させたり外転させる働きをしています。また、梨状筋の内側を坐骨神経が通っているので、梨状筋の緊張で坐骨神経を刺激して坐骨神経痛になることも多いですのでご注意ください
この梨状筋(画像の青い部分です)の緊張が、お尻の痛みの原因のようですが、だからと言って梨状筋を揉みほぐしても効果はありません。
私が20代の頃、腰が痛くて接骨院に通っていた時に梨状筋をグイグイ揉まれ、これが結構痛くて効いてる感じはしましたが、腰痛は治りませんでしたから(^_^;)
では、どうすれば梨状筋は緩むのか?
上の画像の仙骨に赤線で書きましたが、右に曲がっています。この仙骨の変位と梨状筋の緊張が深く関わっているので、まずはこの仙骨を調整する必要があります。
仙骨の調整は、手からでも、脚からでも、顔からでも出来ますが、今回は後頭部を使って統制します
赤丸で囲った部分(後頭骨と側頭骨)のバランスが左右で違っていたので整えます。
この部分には、仙骨も梨状筋も入っていますので、丁寧に調整すると仙骨と梨状筋が整い痛みも軽減されます
後頭骨と側頭骨を調整し、梨状筋を確認しますと、「あっ!全然痛くない!!?」
立ってもらうと「嘘みたいに痛くない!不思議だぁ〜!?」
良かった〜(^^)
身体って不思議がいっぱいですね