背中の痛み
やまぞえ整体院の院長の山添嘉之です
肩甲骨の内側に痛み
先日来られた60代の女性クライアント様です。
症状を聞いてみると「背中の肩甲骨の内側がズキッと痛むんです」とのことです。
寝てても痛いし、座ってても痛いそうです。
背中が痛い時は背中をマッサージすれば良くなりそうな気がしますが、現実はそううまくいきません
なぜかと言うと、本当の原因は痛いところにはないからです。
身体は、身体のどこかのバランスが崩れると他の場所を崩して、常に真っ直ぐ立てるように修正します。
ちょうど、積み木を高く積んでいく時に、バランスが崩れると、上の積み木を少しズラして積みますよね。それをイメージしてもらうと良いかもしれません。
身体の中でも同じようなことが起こっています。
そのズレ方が大きくなると、修正が効かなくなり積み木なら崩れますが、身体はどこかの痛みとして現れます。
ただ、その痛みがどこに出るかは人それぞれなのでわかりません。
原因
肩甲骨の内側が痛む場合の考えられる原因は、
- 肩甲骨の位置がズレている
- 痛みがある部分の背骨のゆがみ
- 首の骨のゆがみ
- あごのゆがみ
などがあります。
整体施術
それらを整える施術をしてみると、
まず、肩甲骨の位置ずれを調整して背中の痛みを確認すると「変わらず痛いです」
ってことは肩甲骨が原因ではない・・・
次に首の骨と背骨のゆがみを整えて痛みの変化を聞いてみると「さっきより少しマシです」
どうやら首から背骨のゆがみが関わってるようです。
あごも首の骨と関係が深いので、あごも調整して痛みの変化を聞いてみると「さっきとはそんなに変わらないです」
首の骨と背骨のゆがみが関わってることはわかったけど、少しマシになったくらいで決定的な効果は出ていません
ということは、どこかに本当の原因が隠れているはず。
それを見つけないことには、痛みが完全に取れません。
本当の原因
こういう時は、基本に返って全身を調べるのが一番です。
身体のゆがみを調べてみると、右腕前腕のゆがみが気になり調整を始めた途端クライアント様が
「あ!今痛みが消えました!!」
整体ベッドに寝てても痛みを感じてたのが、急に痛みが消えたので思わず声が出たようです(^^)
背中の痛みの原因は、前腕のねじれだったんですね
前腕をきっちり整えてから起きていただくと
「あれほど痛かったのに今は痛くないです!」と喜んでいただけました(^^)
痛いところが悪いわけではありません
本当の原因は、意外なところに隠れていますよ(^^)