手のしびれの原因は肩の下がり?あたまと骨盤の整体師が解説|京都やまぞえ整体院

手や指のしびれ、その原因は手ではなく「肩の下がり」かもしれません

「最近、手や指がしびれることが増えた」

「病院で検査を受けたけれど、大きな異常はないと言われた」

「しびれる手をマッサージしてもらっても、なかなか良くならない」

やまぞえ整体院でも、手や指のしびれについてご相談いただくことがあります。

特に多いと感じるのが、50代以降の女性です。

しびれている場所が手や指だからといって、必ずしも手そのものに原因があるとは限りません。首・鎖骨・肩甲骨など、神経が手へ向かう途中で圧迫されている可能性もあります。

手のしびれは50代以降の女性に多い?

「手のしびれ」全体をまとめた正確な男女比や年齢別統計は多くありません。なぜなら、手のしびれにはさまざまな原因があるからです。

代表的な原因の一つである「手根管症候群」の海外調査では、患者の約79.7%が女性で、平均年齢は55歳でした。また、別の一般住民を対象とした調査では、神経検査で確認された手根管症候群の割合は約4.9%でした。

日本整形外科学会も、手根管症候群は妊娠・出産期や更年期の女性に多いと説明しています。

つまり、「50代以上の女性に手指のしびれが多い」という印象には、手根管症候群など女性に多い病気が関係している可能性があります。

ただし、すべての手のしびれが手根管症候群というわけではありません。

参考:日本整形外科学会「手根管症候群」一般人口における手根管症候群の調査手根管症候群の発症率調査

手のしびれにはさまざまな原因があります

手や指のしびれを起こす主な病気には、次のようなものがあります。

  • 手根管症候群

  • 肘部管症候群

  • 胸郭出口症候群

  • 頚椎症性神経根症

  • 頚椎椎間板ヘルニア

  • 糖尿病などによる末梢神経障害

  • 脳血管障害など

親指・人差し指・中指を中心にしびれる場合は手根管症候群、小指と薬指の一部がしびれる場合は肘部管症候群が疑われます。

手だけでなく前腕や上腕までしびれる場合や、両手がしびれる場合には、頚椎の病気や胸郭出口症候群なども考えられます。

まずは整形外科や脳神経内科などで検査を受け、医療機関で治療が必要な病気が隠れていないか確認することが大切です。

参考:日本整形外科学会「上肢のしびれ」

胸郭出口症候群とは

病院で「胸郭出口症候群の可能性があります」と言われた経験のある方もおられるでしょう。

首から腕へ向かう神経の束や鎖骨下動脈は、首の筋肉の間、鎖骨と第1肋骨の間、小胸筋の後ろなどを通っています。

この通り道で神経や血管が圧迫されると、腕や手のしびれ、だるさ、肩から腕にかけての痛みなどが現れることがあります。

日本整形外科学会では、なで肩の女性にも起こりやすいと説明しています。

参考:日本整形外科学会「胸郭出口症候群」

腕を上げると、しびれが一時的に楽になる

「しびれている腕を上げると、少し楽になる」という方もおられます。

腕を上げることで肩甲帯の位置が変わり、神経にかかっていた負担が一時的に軽くなる可能性があります。

ただし、この反応だけで胸郭出口症候群とは判断できません。

腕を頭の上に置くと症状が軽くなる反応は、首から出る神経根が圧迫される頚椎症性神経根症でもみられることがあります。反対に、胸郭出口症候群では腕を上げる動作によって症状が強くなる方もいます。

「腕を上げると楽になる」という反応は、原因を見分けるための手がかりの一つとして考える必要があります。

参考:肩外転で症状が軽くなる頚椎神経根症の研究日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」

しびれている手だけを揉んでも改善しにくい理由

手や指がしびれると、どうしてもしびれている場所を揉みたくなります。

マッサージや整体で手や腕を揉んでもらい、そのときは少し楽になることもあるでしょう。

しかし、神経が首や鎖骨周辺で圧迫されている場合、手だけを揉んでも圧迫されている場所は変わりません。そのため、しばらくすると再びしびれを感じることがあります。

大切なのは、しびれている場所だけでなく、神経がどこで負担を受けているのかを確認することです。

やまぞえ整体院が注目する「肩の下がり」

やまぞえ整体院では、医療機関で大きな異常が確認されなかった方に対して、肩の位置を詳しく確認します。

ここでいう肩とは、上腕骨頭だけではありません。

  • 上腕骨頭

  • 肩甲骨

  • 鎖骨

これらを含めた「肩甲帯」全体の位置を確認します。

肩甲帯全体が下がると、首から鎖骨周辺を通って腕へ向かう神経や血管に負担がかかりやすくなると当院では考えています。

その結果として、腕のだるさや手指のしびれにつながっているケースがあります。

肩が下がる原因は骨盤や脚にあることも

肩が下がっているからといって、肩だけを上へ持ち上げればよいわけではありません。

やまぞえ整体院では、肩が下がる背景に骨盤の後傾や下方への変位が関係しているケースがあると考え、全身のバランスを確認します。

骨盤が後ろへ傾いて下がっている方は、太ももの後ろにあるハムストリングなど、脚の筋肉が硬くなっていることが少なくありません。

脚の筋肉が骨盤を下へ引っ張る

骨盤が後傾して下がる

背骨や肩甲帯も下方へ引かれる

首・鎖骨周辺の神経や血管に負担がかかる

腕や手にしびれが現れる

このように、手のしびれであっても、脚や骨盤から身体全体を確認することが大切です。

※これは当院の施術経験に基づく評価の考え方であり、すべての手のしびれに当てはまるものではありません。

やまぞえ整体院の施術

あたまと骨盤の整体では、最初からしびれている手を強く揉むことはありません。

まず、ハムストリングをはじめとした脚の筋肉の緊張を、やさしいタッチで整えます。

そのうえで、

  1. 骨盤の後傾や左右差を整える

  2. 骨盤を本来の位置へ戻しやすくする

  3. 下へ引っ張られている首のバランスを整える

  4. 鎖骨・肩甲骨・上腕骨頭を含む肩甲帯を調整する

という流れで、身体全体を整えていきます。

バキバキしたり、強く押したりする施術ではありません。身体への負担を抑えながら、神経の通り道にかかっている負担の軽減を目指します。

60代女性の施術例

60代の女性から「手のしびれが気になる」とご相談をいただきました。

医療機関で大きな異常は確認されていませんでしたが、身体を確認すると、脚の筋肉が硬く、骨盤が後傾して下がり、肩甲帯や首も下方へ引かれている状態でした。

そこで、脚の筋肉を緩めてから骨盤を整え、首と肩甲帯を上方へ整える施術を行いました。

初回の施術後には、「手のしびれが軽くなった」と感じられました。その後も状態に合わせて施術を続け、数回の施術後には、しびれを感じなくなりました。

※施術による変化には個人差があります。この症例は、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。

神経に関係する症状は回復に時間がかかることがあります

筋肉の張りや関節の動きは、比較的早く変化することがあります。

しかし、しびれなど神経に関係する症状は、圧迫の程度や続いていた期間によって、変化するまでに時間がかかる場合があります。

一度の施術で変化を感じる方もおられますが、神経への負担が長期間続いていた方は、身体の状態を確認しながら数回の施術が必要になることがあります。

焦らず、症状の変化を確認しながら身体を整えていくことが大切です。

このようなしびれは、先に医療機関へ

次のような場合は整体より先に、医療機関を受診してください。

  • 突然、片側の手足や顔がしびれた

  • ろれつが回らない、言葉が出にくい

  • 手に力が入らず、物を落とすことが増えた

  • 歩きにくさや足のもつれもある

  • 指先が白い、紫色になる、冷たくなる

  • 強い胸の痛みや息苦しさを伴う

  • しびれが急速に強くなっている

突然の片側のしびれや、顔・言葉の異常を伴う場合は、脳血管障害の可能性があります。様子を見ず、救急要請を検討してください。

手だけでなく、身体全体から原因を探します

手や指のしびれは、手だけを揉んでも改善しないことがあります。

首・鎖骨・肩甲骨・骨盤・脚まで確認すると、肩甲帯を下へ引っ張っている原因が見つかるかもしれません。

やまぞえ整体院では、京都烏丸三条店を拠点に、東京渋谷・福岡平尾・与謝野町でも「あたまと骨盤の整体」を行っています。

医療機関で検査を受けても大きな異常がなく、手や指のしびれが続いている方は、お近くの施術会場でご相談ください。

身体全体のバランスを確認し、しびれにつながっている負担を一緒に探していきましょう。

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